女性局・青年組織それぞれの秋イベント

☆「女性局1日研修会・福祉を学ぶ」

奈良県連女性局は、9月20日に『福祉』をテーマとした1日研修会を行いました。

先ずは西大寺。本堂を拝観し、歴史を学び、そして大茶盛を体験しました。鎌倉時代に飢饉と疫病で苦しむ民衆救済の一環に、高価な“薬”とされていた茶を施したことから始まった大茶盛式です。大きな茶碗に点てられたお抹茶を両隣の手も借りて支えながらの廻し飲みし、心ひとつに「一味和合」。確かに大きく重いお茶碗で飲むには互いの助け合いが必要で、お茶を戴きながら、結束を深められたひと時でした。

「西大寺の大茶盛式」
「川村義肢株式会社にて」

その後、大阪府大東市にある「川村義肢株式会社」を訪れました。この会社では、事故や病気などで手足をなくされた方の義肢や、変形や力が弱った部分の身体的機能を補う装具(サポーターやコルセットなど)をオーダーメイドで製作されており、肌の色、質感、爪にいたるまで、言われなければ義足とは判らないほどの高い技術力で、QOL(Quality Of Life)、つまり、「生命・生活・人生の質を高める」ために様々な取り組みをされています。今回の見学会で、福祉の根幹から教わることが出来たのは、私達ひとり一人にとっても大きな意義があった次第です。

義肢装具士が、一人ひとりのニーズに応え、身体やライフスタイルに適した義肢・装具を生み出されていることに感銘を受け、「人として正しい答えが出せるようひたすら切磋琢磨すること、それこそが果たすべき社会的使命である」とする企業の姿勢にも共感を覚えました。研修後の参加者レポートでは、障害者の就労支援、介護従事者の問題、義肢・装具の保険適用についてなど、率直な意見が寄せられ、福祉を考える切欠となった実りの多い1日研修でした。

☆「青年組織親睦ゴルフコンペ」

奈良県連青年組織は、10月30日、毎年恒例の「親睦ゴルフコンペ」を開催しました。案内段階で選挙となったため、全ては選挙後からの慌しい準備となりましたが、日程を変更せず活動を行えたのは、各支部青年部局長や県連青年組織役員、そしてOBの協力と結束の賜物です。

「親睦ゴルフコンペ」
「いざ!」

この日は台風一過の晴天ではなく、曇天強風木枯し一番が吹きすさぶ厳しいコンディションとなり、参加者には楽しい秋ゴルフではなく、困難と忍耐の苦行ゴルフでした。それでも若い面々ですから、試練を乗り越え18ホール戦い抜いたようです。記念すべき第5回コンペの栄えあるネット優勝者は奈良市支部の若手の青年局員、そしてグロスはやはり熟練の技でOBの元県連青年局長!。

表彰式には今回総選挙で雪辱を晴らした青年組織OBの小林茂樹氏も挨拶に訪れ、各選挙区支部の秘書、初参加の支部青年部局員、県連青年組織役員が一堂に会し、選挙での反省点や今後の活動について忌憚なく語り合い、結束を深め、有意義な懇親会を持つことが出来ました。久しぶりの勝利の美酒、もとい、勝利の万歳三唱の雄叫びと爆笑の渦!